Taro Togo

1月31日、BehavoxはPWCと共催しコンプライアンスとセキュリティのイーコムサーベイランスサービスの最新技術の動向と他のビジネス機能への影響について、金融サービスのリーダーである方々をお迎えし東京で特別セミナーを開催いたしました。

今回のセミナーでは、北米における電子コミュニケーションのレコーディングサーベイランスに関する様々なケーススタディと、それが日本にどのように適用されるかについて出席者の方々にも議論をしていただく機会となりました。この数ヶ月の間にウォール街の企業に課された制裁金は、ヨーロッパやアジアでも同様に適用されることが大いに予想されます。その理由には、米国が規制措置の面でリードし、それに従ってヨーロッパ、APAC、日本の地域が対応されるケースが多いためです。

テキストと音声のコミュニケーションを監視するシングルプラットフォーム

テキストと音声のコミュニケーションの収集そして分析がいかに困難かということから、データを単一のプラットフォームで監視する利点がセミナーでの議論の中心となりました。

コミュニケーションを監視、収集、分析する機能を一つのプラットフォームで実現することで、収集したデータに隠された重要なインサイト、洞察を活かして適切なアクションを起こすことができます。データを集約・分析することで盲点を軽減し、コンプライアンスやセキュリティ侵害の防止を促進するのです。

Behavox solutionにより、データのモニタリング、監視、分析といった困難な一連の作業をソフトウェアが請け負うため、コンプライアンス担当者はトレーニングや真正検知の徹底といったその他の業務にさらに専念することができるようになります。さて、ここからが本セミナーの次のトピック:レキシコンvs人工知能AIとなります。

レキシコン vs AI

レキシコン vs AI は、以前からよく話題に上がるテーマです。これまでのコンプライアンスにおける人工知能の導入は非常に遅いものでした。日本の業界では、主に以下の3つの理由から性能が劣るもののシンプルなレキシコンシステムが受け入れられてきました。

  • 複雑 – 人工知能は複雑すぎて使いこなせない「自分が分かっていることに留めておこう」
  • 失業のリスク – 自分の代役になるのではないか 「そのプロセスをスピードアップさせるつもりはない!」
  • コスト – 「最先端技術」と「費用対効果」はなかなか結びつかないのでは。

これらの懸念は十分理解ができますし、以前は完全に正しいとは言えないまでも正当な認識だったかもしれません。しかし、今やこの3つの主張はいずれも簡単に否定できるものになりました。

コンプライアンスとセキュリティの分野で人工知能を導入、使用することを考えた時に、ソフトウェア自体は複雑なものであっても、実際にお客様が利用することはとても簡単であることを理解することが重要です。例えば、 Behavox Voice は導入後直ちに88%の精度を誇り、その画期的な教師なし学習モデルにより、製品を使えば使うほど精度が向上するソリューションです。

さてここで、多くの人がAIはコンプライアンスチームに取って代わる存在になるのか?という疑問が出てくるでしょう。その疑問に今からお答えしていきます。

AI と コンプライアンスチーム 

その答えは一言、「いいえ」です。人工知能はコンプライアンスチームの役割を補完する役割のために使用するのが最適です。チームが何時間もかけて(ほとんどの場合)無意味にランダムにサンプリングされたコミュニケーションを、書面または口頭で行う代わりに、AIが代わって処理をしてくれるようになるのです。だからといって、コンプライアンスチームが不要になるのでしょうか?繰り返しになりますが、そうではありません。コンプライアンスチームは調査官の役割を担い、 True Positivesの調査をより徹底して行うことができ、False Positivesに費やす無駄な時間が少なくなるのです。

コストという最終的な論点に取り組むのは、決して長い道のりではありません。ただ、罰金が数百万ドルに達することもある中で、規制当局の要請を受けたときに、ソリューションを導入しないという結論にはいたらないでしょう。プライベートデモのお問い合わせはこちらからお願いいたします。

Behavoxの他の特別なイベントへご興味のある方は、ぜひ弊社の次回のセミナーAI 101 for Compliance & Security にご参加いただけますようお願いいたします。このセミナーではAIが対話のための言語モデルをいかに最適化しているかをご理解いただける機会になるよう皆様をお迎えする趣向も凝らしております。GPTとChatGPTが組織にもたらす効果、人工知能と大規模言語モデル(LLM)がコンプライアンス、セキュリティ、その他の業界にもたらす抜本的な変化を皆様にこのセミナーでご理解いただけますようご案内申し上げます。

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